CSV REPORT 2022
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CSV REPORT 2022Coca-Cola Bottlers Japan Holdings Inc.ANNUAL REVIEW 2021「withコロナ」において売上の改善を図るとともに、中長期の事業成長に向けた投資を継続証券コード:2579CSV Report代表取締役社長カリン・ドラガンTo Our Shareholders(Annual newsletter to individual shareholders, Japanese version only)https://en.ccbj-holdings.com/ir/library/annualreview.phphttps://en.ccbji.co.jp/csv/doc.phphttps://www.ccbj-holdings.com/ir/library/business.php (Japanese only)Facebook(Japanese only)LinkedInTokyo Midtown Tower, 9-7-1 Akasaka, Minato-ku, Tokyo 107-6211, Japan証券コード:2579トップメッセージ「withコロナ」において売上の改善を図るとともに、中長期の事業成長に向けた投資を継続 平素より当社への格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症に罹患された方々とそのご家族に心よりお見舞い申し上げます。また、感染拡大防止や治療等に日々ご尽力されている関係者のみなさまに心より敬意を表します。 当社のミッションは、困難な時期においても、すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造することです。みなさまの生活に寄り添い、安全・安心な飲料・サービスを提供し続けるために、さまざまな対策を講じてまいりました。経済活動の早期再開に貢献すべく、社員、業務委託先、サプライヤー等を対象に新型コロナウイルスワクチンの職域接種をいち早く実施したことは、その一例です。上期の総括 本年上期(1月1日〜6月30日)における国内清涼飲料市場は、新型コロナウイルス感染症の影響継続などにより、前年同期比微増で推移したものとみています。そのような中、当社は新製品の投入や販売チャネルごとのトレンド変化への対応などにより、売上への影響を最小限に抑えてまいりました。また、コントロール可能な分野に注力し、ベンディングチャネルのオペレーションのさらなる効率化や、アジャイルで柔軟な供給体制に向けた自動物流センター「埼玉メガディストリビューションセンター(DC)」の稼働、低コストオペレーションの実現に向けたサプライチェーン体制のスリム化、新しい働き方の推進等の変革の取り組みを進めてまいりました。さらに、「廃棄物ゼロ社会」の実現に向けた100%リサイクルPETボトルの採用拡大や、ダイバーシティ&インクルージョンの推進などESGの取り組みも強化してまいりました。 上期の売上収益につきましては、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の影響が限定的であった前年同期と比べて厳しい結果となりましたが、第2四半期には一定の改善を実現し前年同期比11%増となり、上期では前年同期比1%減の3,693億円となりました。事業利益につきましては、経常的な代表取締役社長カリン・ドラガンCSV REPORT 2022コスト削減に取り組む一方、成長に向けて、前年同期に抑制したマーケティング投資や人材への投資を適正な水準で実行したことなどから、上期では前年同期比74億円減の148億円の損失となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましては、キューサイ㈱の株式売却益を計上したことなどから、前年同期比61億円増の4億円の損失となりました。 今後の見通しにつきましては、売上収益は前年からの一定の回復を見込むものの、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい事業環境が継続することを見込んでおります。状況が正常化したときに、より利益を生み出せる体制の構築に引き続き取り組むとともに、売上と利益の状況を注視しながら、中長期の成長に向け、下期も必要な投資を実行してまいります。キャッシュの状況および株主還元について フリー・キャッシュ・フローの継続的な向上に努めており、資本の適切な管理・運用の観点から、子会社株式の売却をはじめとする事業ポートフォリオの見直しや政策保有株式の売却、拠点再編等を実施し、現時点で十分なキャッシュを創出できていると考えております。設備投資を含めた資本の投下についても、内容をこれまで以上に精査しながら、中長期の成長につながるものに絞って実行しております。 配当につきましては、前年の中間配当は、前例のない厳しい事業環境の中、やむなく無配とさせていただきましたが、本年は当社の基本方針である安定配当の考えに基づき、1株当たり中間配当金を2019年並みの25円といたしました。期末配当金も1株当たり25円を予定しており、年間では1株当たり50円を見込んでおります。 引き続き短期的な業績の厳しさが見込まれるものの、中長期の持続的な成長に向けて信念をもって変革を遂行し、ステークホルダーのみなさまにとっての価値を創出し続けてまいります。 株主のみなさまにおかれましては、引き続き当社へのご理解と長きにわたるご支援を賜りますようお願い申し上げます。ニュースカレンダー詳しくは当社ウェブサイト「ニュース」をご覧ください。https://www.ccbji.co.jp/news/1月2月3月4月▶「東京都女性活躍推進大賞」の産業分野にて「大賞」を受賞トピックス②へ▶キューサイ㈱の株式譲渡完了および株式譲渡益の計上▶自動物流センター「埼玉メガDC」の稼働開始▶「からだおだやか茶W」発売トピックス②へ▶コカ・コーラ社製品約8万ケースを医療機関やフードバンク等に寄贈▶「なでしこ銘柄」の「準なでしこ」に3年連続で選定▶「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」発売▶「ジョージア ラテニスタ クリーミーラテ」発売▶「コスタ ブラック」、「コスタ カフェラテ」発売 ▶自動販売機サブスクリプション(定額)サービス「Coke ON Pass」のトピックス①へサービス開始▶「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」発売トピックス①へ5月6月7月▶FVジャパン㈱の「冷感マスク」が「第17回ガラスびんアワード」機能・環境賞を受賞▶「アイシー・スパーク from カナダドライ」、 「アイシー・スパーク from カナダドライ レモン」発売▶小松工場でアルコール製品製造ラインを稼働開始▶日本のコカ・コーラシステム全6社にて同性パートナーに対応した就業規則・福利厚生の整備が完了▶「コカ・コーラ ボトラーズジャパン オンライン工場見学」を開始▶新型コロナウイルス感染症のワクチン職域接種を開始▶健康経営への取り組み:コロナ禍の運動不足を解消するため自社開発アプリを使用したウォーキングイベントを継続実施▶「ノメルズ ハードレモネード」発売トピックス①へ▶「トポチコ ハードセルツァー」先行体験サンプリング実施トピックス①へコスト削減に取り組む一方、成長に向けて、前年同期に抑制したマーケティング投資や人材への投資を適正な水準で実行したことなどから、上期では前年同期比74億円減の148億円の損失となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましては、キューサイ㈱の株式売却益を計上したことなどから、前年同期比61億円増の4億円の損失となりました。する事業ポートフォリオの見直しや政策保有株式の売却、拠点再編等を実施し、現時点で十分なキャッシュを創出できていると考えております。設備投資を含めた資本の投下についても、内容をこれまで以上に精査しながら、中長期の成長につながるものに絞って実行しております。 配当につきましては、前年の中間配当は、前例のない厳しい事業環境の中、やむなく無配とさせていただきましたが、本年は当社の基本方針である安定配当の考えに基づき、1株当たり中間配当金を2019年並みの25円といたしました。期末配当金も1株当たり25円を予定しており、年間では1株当たり50円を見込んでおります。 今後の見通しにつきましては、売上収益は前年からの一定の回復を見込むものの、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい事業環境が継続することを見込んでおります。状況が正常化したときに、より利益を生み出せる体制の構築に引き続き取り組むとともに、売上と利益の状況を注視しながら、中長期の成長に向け、下期も必要な投資を実行してまいります。キャッシュの状況および株主還元について フリー・キャッシュ・フローの継続的な向上に努めており、資本の適切な管理・運用の観点から、子会社株式の売却をはじめと 引き続き短期的な業績の厳しさが見込まれるものの、中長期の持続的な成長に向けて信念をもって変革を遂行し、ステークホルダーのみなさまにとっての価値を創出し続けてまいります。 株主のみなさまにおかれましては、引き続き当社へのご理解と長きにわたるご支援を賜りますようお願い申し上げます。Coca-Cola Bottlers Japan Holdings Inc.トップメッセージ 平素より当社への格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症に罹患された方々とそのご家族に心よりお見舞い申し上げます。また、感染拡大防止や治療等に日々ご尽力されている関係者のみなさまに心より敬意を表します。 当社のミッションは、困難な時期においても、すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造することです。みなさまの生活に寄り添い、安全・安心な飲料・サービスを提供し続けるために、さまざまな対策を講じてまいりました。経済活動の早期再開に貢献すべく、社員、業務委託先、サプライヤー等を対象に新型コロナウイルスワクチンの職域接種をいち早く実施したことは、その一例です。上期の総括 本年上期(1月1日〜6月30日)における国内清涼飲料市場は、新型コロナウイルス感染症の影響継続などにより、前年同期比微増で推移したものとみています。そのような中、当社は新製品の投入や販売チャネルごとのトレンド変化への対応などにより、売上への影響を最小限に抑えてまいりました。また、コントロール可能な分野に注力し、ベンディングチャネルのオペレーションのさらなる効率化や、アジャイルで柔軟な供給体制に向けた自動物流センター「埼玉メガディストリビューションセンター(DC)」の稼働、低コストオペレーションの実現に向けたサプライチェーン体制のスリム化、新しい働き方の推進等の変革の取り組みを進めてまいりました。さらに、「廃棄物ゼロ社会」の実現に向けた100%リサイクルPETボトルの採用拡大や、ダイバーシティ&インクルージョンの推進などESGの取り組みも強化してまいりました。 上期の売上収益につきましては、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の影響が限定的であった前年同期と比べて厳しい結果となりましたが、第2四半期には一定の改善を実現し前年同期比11%増となり、上期では前年同期比1%減の3,693億円となりました。事業利益につきましては、経常的な■ Communication ToolsThrough the timely and appropriate disclosure of information, we seek to be a company that is correctly understood and trusted by all of our stakeholders. We report IR information primarily using various IR tools, and report ESG information (information concerning the environment, society, and governance), the target of much attention in recent years, and other non-financial information in our CSV Report. We also report wide-ranging corporate information on our website.Annual Review ■ Website for shareholders and investorsOur website provides IR event schedules, financial information, and other extensive IR information for shareholders and investors. We also provide timely earnings announcements, news releases, and other notifications to registered users. We conduct earnings presentations in both Japanese and English, and archive these for access at any time.https://en.ccbj-holdings.com/ir/Coca-Cola Bottlers Japan Holdings Inc.株主のみなさまへ2021年12月期 中間報告書(2021年1月1日〜2021年6月30日)To enable stakeholders to better understand our business and place their trust in the CCBJH Group, we disclose information in a timely and appropriate manner. We work to provide integrated corporate information through our CSV Report, Annual Review and Shareholder Information. Our CSV report communicates non-financial information pertaining to strategies and initiatives to achieve sustainable growth in environmental, social, and governance (ESG) areas. Financial information including strategies and results are disclosed in our Annual Review and Shareholder Information.Financial informationShareholder Information Investor relationsInvestor relationsFinancial and Non-financial DataAnnual ReviewCreating shared value (CSV)Non-financial informationCSV ReportCreating shared value (CSV)株主のみなさまへ2021年12月期 中間報告書(2021年1月1日〜2021年6月30日)https://en.ccbj-holdings.com/ir/● Presentation material● Financial statements● Annual Securities Reporthttps://en.ccbj-holdings.com/corporate/download/● Corporate Governance Report● ESG data● GHG emissions results based on GHG protocolshttps://en.ccbji.co.jp/csv/Editorial policy, CCBJH Group’s Corporate Information04CCBJH Group’s Corporate Information

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